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艶やかなカクテルバー

Barマスダ

before
after
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無垢のシオジを使ったカウンター
カクテルが映えるライティング
磨き漆喰のカウンター

時をたどり・時を超え・時を忘れる空間創り。

ここでは「人・時・場の持つ力を顕在化」させ大阪・ミナミ宗右衛門町の「粋」を表現すること。増田氏のもてなしの心 Barマスダの歴史 そして大阪・ミナミ宗右衛門町のもつ土壌を空間にどのように翻訳していくことができるかを考えました。
  バーカウンター
1階バーカウンターは長さ8メートルの塩地の無垢材。塩地材はできるだけ自然な形状で使うことに配慮しました。根元の部分をエントランス側に配置し、奥に向かって勢いよく伸びるよう配置。断面形状は自然な状態を意識し船形状に設置し表面は漆を塗布しました。2階バーカウンターは土佐漆喰の磨き。漆喰には色粉を加え麻のメッシュにより柔らかい質感と艶やかな表情になりました。
時のモニュメント
既存の空間は間口2.6メートルのバーとしては最小寸法、そこにさらにくい込んで出ていた大きな既存の柱型の処理が課題となりました。この柱型は店の一番の見せ場となるシンボリックなアーチとして利用し、アーチ頂部には店の創設年1958の文字を彫り込ました。このアーチを玄関・一階・2階内部に配置することにより連続性とモニュメント性を高めました。
     一期一会の空間
各階床面積は10坪弱。バックバーやカウンターの幅 椅子まわりの寸法はいずれも最小限。この距離感が客とバーテンダーに程よい関係を生み出します。天井は杉の板目跡が残る打ち放しのコンクリート。バックバーの壁は左官の掻き落とし、そこにところ狭し並ぶボトル。そのボトルを間接照明が幻想的な琥珀色に映し出し、豊かな表情をもつ材料の質感に囲まれた空間は時間を忘れさせてくれます。
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